こんにちは、筑紫野市にある湯まちはりきゅう整骨院です。
脳震盪とは、頭部に外力が加わった結果生じる、一過性の意識障害、記憶障害をいいます。
この障害は可逆的なものであって、脳の器質的な損傷は原則として伴いません。
「グラウンド上で明らかに頭部打撲が認められ、受傷時に応答(意識の状態)、
あるいは身体活動に何らかの異常が認められたものは、すべて競技規則にいう脳震盪に該当する」
という定義もあります。
好発するスポーツとしては、アメリカンフットボール、ラグビー、ボクシング、アイスホッケー、モーターバイク、
体操、乗馬、スキーなどのコンタクトスポーツや、転倒して頭部を強打しやすいスポーツがあります。
症状としては、意識があっても頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、目のかすみが見られます。
さらに症状が強くなると、記憶消失、ろれつが回らない話し方、呼吸・脈拍不整などが見られます。
5分以内の意識障害で頭痛があれば、重症の場合もあるのでドクターに必ず診察してもらう必要があります。
5分以上の意識障害は重症で、直ちに病院へ搬送する必要があります。
また、頭部外傷には頸椎捻挫、むち打ち症状が合併しやすい。
受傷したときの確認では名前、生年月日、住所、受傷時、日にち、場所など聞きます。
症状の程度の分類として、
軽症:意識消失(-)、外傷性健忘が30分以内の場合→1週間無症状なら競技復帰は許可。
中等症:意識消失は5分以内、外傷性健忘が30分以内→1週間無症状なら競技復帰は許可。
重症:意識障害5分以上、外傷性健忘症が24時間続いた場合→競技復帰は最低1ヵ月必要。
スポーツ活動中に接触があり頭部へのダメージが少しでもある場合は、
早めに検査をしておきましょう。