こんにちは、筑紫野市にある湯まちはりきゅう整骨院です。
有痛性分裂膝蓋骨とは、
膝蓋骨は通常1つの骨からなりますが、2個以上の骨があり成長過程で骨癒合が出来ないと、
レントゲンで2個または数個に分裂した膝蓋骨を認めることをいいます。
受傷機序としては、
スポーツを行なっている10歳代の男女に生じやすいとされています。
骨の成長過程として、多くの骨は軟骨が形成され、その軟骨が骨へ置換されていきます。
10歳代の成長過程ではまだ膝蓋骨が柔らかいこともあり、
筋肉の収縮や柔軟性の低下により膝蓋骨に牽引力が加わり続ける事により骨癒合不全を起こすとされています。
膝蓋骨には大腿四頭筋の腱が付いており筋肉の収縮に影響されやすいです。
多くの場合は分裂部分に症状が生じることはなく治療が必要とされることは少ないですが、
過度なスポーツ活動で分裂部に牽引力が反復した場合は疼痛をきたすことがあります。
また、稀ではあるが、膝を前面から強打し骨折する事もあります。
症状として、
分裂している部分の異常可動性を生じる事で以下の症状が出現する事があります。
・膝蓋骨の周囲を押すと痛みが出やすい(特に外上方)
・膝の曲げ伸ばしで膝の前方に痛みが出やすい
などがあります。
基本的には保存療法を選択し、柔軟性の改善や体の使い方を覚えていく必要があります。
スポーツ活動の制限や大腿四頭筋・ハムストリングスのストレッチ、
膝蓋骨のサポーターの使用など保存療法が原則的とされています。
当院でも有痛性分裂膝蓋骨の施術を行っております。
膝に痛みを感じた際は早めにご来院ください。
全力でサポートさせて頂きます。